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執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

英会話はどうやれば上達するのか。Part2

こんにちは。

シャロウです。


前回に引き続き、英会話をどうやれば上達することができるのかについてお話ししたいと思います。

前回(クリックで前回の記事に飛びます)は、リスニングの側面からお話を行いました。


今回は、話すことそのものについて、自分の経験則でお話をしたいと思います。


1.話すことの経験値が絶対必要!!

どんな人だって言語を急に話すことはできません。

赤ちゃんだってそうです。

子どもには臨界期というものがあり、この時期の言語習得は恐ろしく早いです。

お子様を持つ方ならわかると思いますが、2,3歳になると急にぺらぺらと話せるようになります。

あるいは、「いったいどこでこんな言葉を覚えてきたんだ」なんてことを思った経験もありませんか。

この臨界期の子どもの耳は何でも聞いて、何でも吸収してしまいます。

よくスポンジにたとえられますが、正にその通りです。

絵本の読み聞かせをすれば、2回ぐらいでほとんど暗記してしまう子もいるらしいです。


さて、これが何の関係があるのかというと、子どもはどんどん聞いたことをそのまま自分の言葉として使います。

そうやって自分の中の言葉リストにインプットをするのです。

特に幼児は文字を読むことができませんので、耳、口の2つで言語を習得してしまいます。


この理論はもちろん、大人にだって適用されます。

読んだり聞いたりするだけでは自分の言葉になりません。

次に、なぜ読んだり聞いたりするだけでは話せないのか、あえてお話ししたいと思います。


2.使用語彙を増やそう!実践あるのみ!

語彙(言葉の範囲)には2種類あります。

1つは理解語彙でもう1つは使用語彙と言います。

そのままの意味なのですが、

【理解語彙】は自分が読んだり聞いたりしても理解できる語彙、

【使用語彙】は自分が積極的に話すときや書くときに使う語彙のことです。


例えば

「あの人はいろいろと吟味して物事を推断している」

という文章があるとします。

↑の文章を読めば、ともかく意味は分かるかと思いますが、

「推断する(物事について推測して決断すること)」と普段から言ったり

書いたりするでしょうか。

LINEや他のメッセージ媒体を使うことは多いですが、私は未だに見たことがありません。


これが英語(他言語)になると、もっとハードルが上がります。

"This is a big pen."は多分、ほとんどの方が読めるし、聞けるし、話せるし、書けると思います。

では、bigをいろいろな言葉で言い換えてください。

頭の中で考えてみてください。



例えば"large", "huge","humongous", "enormous", "gigantic"...

とまぁ、いろいろ出ます。

しかしながら、ほとんどの人はbigで言うことを済ませてしまいます。

これは↑のような語彙を知っていても、使用しないから実際には出てこないのです。


もちろん、形容詞によっては、ある名詞とかち合わないことがよくあるので全部が上の文章に当てはまるわけではありませんが、

毎度毎度bigに頼ってはいけません。


3.じゃあどうするんだ

私がこの話で言いたいことはただ1つ。

ミスを恐れて【毎回同じ語彙しか使わない】【失敗を恐れてそもそも話さない】

というのは、成長のきっかけが0である、ということなのです。


私は5年間インターナショナルスクールで恥の上塗りの更に泥を塗ってついでに顔に油を塗って火をつけたぐらい恥をかきました。

そのおかげで(あまりミスを恐れず英語を話せる)今の自分があると思います。

そしてミスをしても恥ずかしくなくなれば、今度は精度を上げていくべきなのです。

それが②の使用語彙をブラッシュアップすることです。


中学英語だって同じです。

リスニングや英検の点数を良く取りたければ、発音や自分から書いて表現していくということが必須になります。

そして、それをただしく添削や評価をする人間が必要だと思っています。

これは学校教員、塾講師、保護者の方、すべての教育に携わる人間の責務だと思っています。


ともかく、Try and Try!!がモットーです。

質問などがあればコメント欄にいつでもどうぞ!

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