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リスニング・単語指導を考える

  • 執筆者の写真: シャロウ(S.E.A塾長)
    シャロウ(S.E.A塾長)
  • 2月20日
  • 読了時間: 5分

すっかり寒くなって困っちゃいますね。

こんにちは。

塾長のシャロウです。


新年度に合わせて多くのお問い合わせをいただいており、

てんやわんやで何とかやっております。


さて、タイトル通り、我がS.E.A英語塾ではどのようにリスニングと単語指導を行っているか、そしてどうやって乗り越えていくのか、についてお話をいたします。


●リスニング

結論から申し上げますと、ご家庭でも適宜リスニング練習をする、ということです。

私はごまかすのが嫌いなので、はっきり言いますが、1週間に1回、しかも1時間20分丸々をリスニングに充てたとしても、2日後には元のレベルに戻っているのがオチです。


そこに関しては、実生活を考えれば分かります。24時間ほぼ毎日日本語しか聞いていませんので、英語のリスニング力なぞ上がるわけがありません。


じゃあS.E.A英語塾ではどないしとんねん!と思われるので、お話ししますが、

生徒に具体的なトレーニング方法を教え、家で実践してもらっているのが現状です。

(時折生徒の中には自習でリスニングに来る子もいます)

もちろん、クラスで時折リスニングどれだけできているかは定期的にチェックしています。

ちょっと具体的な方法についてはここでお教えできないですが、高校生の女の子で、

英検2級希望の子が来る前のテスト結果が30点中12点程度だったのが、2週間で22点までに上がった子もいました。

その子は毎日20分をほぼ必ず使って、その方法を実践してくれました。

この方法というのも、シャドーイングよりは難易度がとても低いのですぐに実践可能で、

なおかつそこまで時間がかからないのがポイントなのです。


結局の話、英検準1級程度までの内容でしたら、継続してリスニングに取り組めば、いわゆる「英語の耳」に近づけると思います。


●単語

単語も頭を悩ませる存在ですよね。

リスニングにおいて「生徒がどこまで聞き取れているか」を完璧に把握する術はないのと同様に、「どの単語を知っているのか」も把握するのが非常に難しいです。

受検級の目安で凡そ知らないだろう、という個人的予測は可能ですが、人それぞれです。


うちは単語テストは最低限として行っております。

なぜ最低限なのかと言うと、これもリスニングと同様で、本来なら自分でどんどん進めるべきだからです。

九九の暗記と一緒で、九九だけを覚えるために塾に行く人はたぶんいないはずです。


これも英単語の覚え方については、人それぞれ、というのが私の持論なのですが、

全体的に当たっているやり方はあります。

せっかくここまで読んでくださった方に特別公開です。


1.単語帳を丸のみしない

単語帳を元に単語テストはやるのですが、単語を単語帳という媒体から記憶するのは現実的ではありません。

極端な話、英検5級で"run"を「走る」と覚えてしまった場合、そこで"run"という言葉に関する理解が終了してしまいます。

"run"は文型によって意味が変わり、「運営する」という意味も存在します(ほかにももっとあるよ)。

ですので、必ず例文や実際に生きた文から単語と言うのは少しずつ学ぶべきなのです。


私はおおよそ1万5000語程度を記憶している(はず)ですが、単語帳を使ったことはありません。

インターナショナルスクールに単語帳など存在しないからです。教科書やレポート、友達の会話からなど、実際に使われている文脈やニュアンスも加味して覚えていくのが本来の理想だと思っています。


しかしながら、日本での生活でなかなかそれは現実的ではないので、単語帳は使いつつも、ニュアンスをできるだけ実際に使われている文から覚えていく方が印象的に残りやすいと思います。


究極的に、ですが、覚えた言葉を使って例文を作りまくるのが一番手っ取り早いかと思います。

30歳を過ぎて記憶力が悪くなった私は、恥ずかしながら知らなかった単語を調べてもすぐに忘れるようになりまして、できるだけその例文を作ってそれを覚えてニュアンスを理解するように努めています。


2.つづりは?

つづりに関しては・・・書いて覚えろ!と言うのは暴論だと思っています。

無意味に書きまくる日本人の悪しき風習は避けるべきだと思います。

漢字ならこれまでの積み重ねがあるので、似たような部首、へん、つくりなどを組み合わせることで、書きまくった結果覚えることが可能ではあります(個人的には効率激悪だと思いますが)。


例えばですが、書くにしても、1度書いて、頭の中で諳んじられるかを確認するなど、別のプロセスを複合的にかませていくのが必要かと思っています。

あとは音をできる限りそのアルファベットから読み出せるようにするのが大事です。

私が中1のがきんちょだった頃は"plane"を「プラネ」と覚えて書いていましたし、最初の頃は全然それで良いと思います。

発音と「つづり覚える用の音」みたいな感じで分けられればそれでOKです。


●まとめ!

先人の言葉の通り、「継続は力なり」です!

スポーツも勉強も結局は同じで、継続的に、なおかつ負担にならないレベルにやるのが一番良いかと思います。

テスト直前の1時間を丸々使って単語覚えするのではなく、1日10分×6くらいが理想的だと思います。


(スマホを筆頭に)誘惑の多い昨今ですが、たった10分、できると全然違いますよ。






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