top of page

英会話はどうやれば上達するのか。経験則で考えてみます Part1

  • 執筆者の写真: シャロウ(S.E.A塾長)
    シャロウ(S.E.A塾長)
  • 2019年9月18日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。

塾長のシャロウです。


今回はタイトル通り、英語を会話のツールとして使えるようには、どうすればよいかをお話ししたいと思います。

英会話でつまずくポイントは多いかと思いますが、私の経験を基に大きく2つに分けて話したいと思います。

ちなみに、これは英語に限らずどの言語学習において必要なことだと考えています。

無論、日本語もです。


問題①聞き取れない

海外旅行に行って、店員などにペラペラ英語で話しかけられて

「何て言ってるんだ?」

と、とりあえず苦い顔を相手に見せて、そのあとぎこちない笑顔で何とかやり過ごす…

そんな経験はありませんか。私はたくさんありました。


昔、マレーシア移住が決まってお試しで1週間過ごしたときのことでした。

いろんなところを周りました。

しかも現地のタクシー運転手(日本語が話せる方を雇ったそうです)さんが、日本語でアレコレ案内をしてくれていたのです。


僕は意気揚々とその人とも「日本語」で会話をしていたのですが、

親がこう言ったのです。

「この子(私)はいずれインターナショナルスクールに入りたいんですよ」

タクシー運転手さん(以降リムさん)はそれに対して

「じゃあ英語で話さなきゃね」と笑顔で僕に言いました。

そして開口一番

"How ?? are you?"と言ったのです。

僕は、きっと ハウアーユーだろうと思って

"I am fine today."と言いました。

そうすると、リムさんは"Ha?"と返されました。

彼は"How old are you?" (君、何歳?)と聞いていたのでした。

このとき、僕は非常に恥ずかしかったのを覚えています。

もちろん、家族がいたから余計に、ですが。


原因①知らない(慣れない)言葉は聞き取れない

私はゲームが好きで、子どもたちにRPGを例えた話をすることがあります。

私「スライムを毎日1000匹倒していたら、いずれレベル99になってラスボスぐらい余裕で倒せるよな」

生徒「うん、めっちゃ時間かかるやろけど(笑)」

私「じゃあ、英語もレベル上げやと思って話すで。弱いモンスター、例えば"How are you?"を毎日1000回聞いてれば、英語の映画とかニュース(レベルの高い敵)も聞き取れるかね ?」

生徒「そりゃ無理やで」


そう、子どもたちだってそれくらいはわかっているのです。

聞いたこともない言葉、普段自分がどう言えばいいのか知らない英語は絶対に聞き取れません。


解決①頭の中で音を想像できるまで英語を聞いてマネする

この間、小学生の子との授業のときでした。

聞き取りの問題で

"This is not a pen."と問題が言っていました。

彼はそれを

「This is のぉ a pen.って言っているのはわかるんやけど・・・」

とこぼし、結局間違った答えを選んでしまいました。


そのあと答え合わせで

私「よっしゃ!さっきの文章、僕と一緒に何回も発音すんぞ!」とハイテンションのまま

その子とネイティブレベルの速さで

"This is not a pen!!"と大合唱しまくりました。たぶん15回くらい。

少し落ち着いて、もう一度リスニングを流しました。


その瞬間、子どもが

「【のぉ】じゃない!notって言ってるやん!!!!!!!!」とその日一番輝いた目をして言いました。

このとき、彼の頭の中の【音辞典】に"not"がインプットされていたのです。

This is a pen.はどこでも初心者用の教科書に載っていますし、何度もやります。

でも、This is not a pen.は意外と出てきません。

ここで経験値の差が大きく出て、聞き取り力に影響しています。

彼はそのあとも"This is not a pen."の発音はネイティブ級に上手いです。


これはあくまで一例ですが、なぜ聞き取れないのか、

その結論は「その言葉をどう発音するかをちゃんと知らないから」です。


最後に

残念ながら、多くの塾や、はたまた学校の教師ですら、発音をおざなりにされていらっしゃる方がいます。

結果、読めても聞き取れない、話せない日本人ができあがるのは自明です。

教えるご本人が「発音できないし」と仰いますが、それくらい努力するのは子どもたちのために当然至極だと私は考えています。

この世にどれほどのネイティブ音源があるかを考えれば、簡単にできることだと思います。

何も完璧にネイティブになることは不可能ですが、リズムや言い方をジャパニーズイングリッシュから脱却させることはできるはずです。


次回は、なぜ話せないのか、についてお話しします。

See you next time!



最新記事

すべて表示
リスニング・単語指導を考える

すっかり寒くなって困っちゃいますね。 こんにちは。 塾長のシャロウです。 新年度に合わせて多くのお問い合わせをいただいており、 てんやわんやで何とかやっております。 さて、タイトル通り、我がS.E.A英語塾ではどのようにリスニングと単語指導を行っているか、そしてどうやって乗...

 
 
 
世阿弥に学ぶ

こんにちは。 塾長のシャロウです。 そろそろ自分が英語に触れ始めて30年ほど経ち、それをきっかけに自問自答で考えた話なので、ちょっと長い話です。 皆さんは観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)をご存じでしょうか。 中学生の頃、歴史の授業で学んだかと思います。...

 
 
 
インターナショナルスクールの意外な負の側面

こんにちは。 塾長のシャロウです。 最近、インターナショナルスクールについてよく聞かれますので、ブログでも書いてみようと思います。 以前も何度か取り上げたおかげでしょうか。 今回は、おもしろおかしいものではなく、ちょっと暗い内容です。...

 
 
 

Comments


S.E.A|Englih School

〒592-0002

大阪府高石市羽衣

1-6-1 ルネ羽衣 34

 

Tel: 090-3052-4860

 

​お問い合わせフォーム

​※お問い合わせいただきましたら、こちらから折り返しお返事させていただきます。

 もし2営業日以内にお返事がございませんでしたら申し訳ありませんが​、再度送って頂くか

 左記にお電話ください。

Success! Message received.

© 2019 by S.E.A. Proudly created with Wix.com 

bottom of page