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  • 執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

英検S-CBTについて

こんにちは。

塾長のシャロウです。


最近は英検も従来(ペーパー試験)型のほかにも、S-CBT型と言うものも受けられるようになっています。

今日はそのS-CBTについて少しお話をして、自分なりのメリット・不安点などを書いていこうと思います。


★英検S-CBT試験とは?

英検のホームページから引用させていただきますと、

英検S-CBT は、出題内容、難易度、採点基準が英検(従来型)と変わることなく、「読む(リーディング)」、「聞く(リスニング)」、「書く(ライティング)」、「話す(スピーキング)」の4技能を1日で実施する試験です。」 

とあります。


その通り、普段の紙の試験と内容は変わりませんが、それがパソコン上でできるわけですね。

しかしながら、それだけではありません。

なんと、いわゆる従来型にありました2次試験がありません。

とはいえ、免除というわけではなく、

スピーキングの試験(従来の2次試験に該当)も同日に

【そのままやっちゃえ!】な方式なのです。

順序としては、スピーキング⇒リスニング⇒リーディング⇒ライティングで行います。

このスピーキングもコンピューター上なわけですが、あとはいろいろメリットデメリットでお話をしていこうと思います。


メリット① ほぼいつでも受けられる

英検の従来型は年に3回、ほとんど日程が決まっているのですが、S-CBTは平日や土日にも予約を受け付けています。ただし、場所にも依りますので詳しくはご自身でお調べくださいますようお願いいたします。堺市付近にお住まいの方だと、堺東の試験会場が割と日数と受け入れ人数とが多いです。


メリット② その日で試験が終わる

従来の紙面は3級以降、1次試験と2次試験に分かれており、1次と2次との間にだいたい3週間以上間が空きます。S-CBTはスピーキング(2次試験)もその場で行いますので、1日ですべてが終わります。逆に2次試験のなかった4級や5級はS-CBTでは実施しておりませんので、本会場や準会場で受ける必要があります。


メリット③ ライティングは従来形式かタイピングかを選べる

これは以前のCBTという英検にはなかったものなのですが、S-CBTはライティングのみ鉛筆で直接書いて提出か、パソコン上でタイプして提出かを選べます。タイピングに自信のない方への配慮でうれしいですね。申し込み時に筆記型かタイピング型か選べますので、ご注意ください。


不安① スピーキングは試験官がその場にいない

これは人にも依るのですが、スピーキングもパソコン上で行いますので、質問が音声データで流れ、その後その質問に対しての答えをマイクで吹き込む形式になっています。従来のように試験官が目の前にいて、(試験官によりますが)笑顔で相槌を打ってくれたりするわけではないので、一人でひたすら話し続けることに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。個人的に私は一人で話し続けるのが苦手なタイプです(笑)


不安② 周りの受験者も同時にスピーキングを行う

私はこれが結構問題だと思うのですが、極論誰かがものすごい大声で話せば、その音声が自分のマイクにも集音されるのではないかということです。

同時に、周りがどんどん話すのを聞いて、不安になったり、自分の言いたいことを忘れてしまったりと、周りの環境音は若干心配です。とはいえ、基本受験者はヘッドホンをしますので、余程大声の人がいない限り大丈夫かとは思いますが・・・ 

うちの生徒のS-CBT受験者にも「周りがうるさくてちょっと失敗したかも」と言っていた生徒もいました。


大まかに以上ですが、基本的には従来の英検とほとんど変わりないよう配慮されていると思います。1日でさっさと済ませられる点、自分のスケジュールに合わせて受験日を選べる点などメリットはかなり大きいかと思いますので、忙しい方はぜひS-CBTをご検討ください。

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