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  • 執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

私立高校受験間際ですね-英語の気を付けるべきポイント-

みなさんこんにちは。

塾長のシャロウです。


いよいよ来週には私立高校の受験がありますね。

まずは落ち着いて、しっかりと問題に真摯に向き合ってください。


私は自他ともに認める(?)数学苦手男なのですが、数学の理知的な考え方にはいつも一目置きます。

数学の確かめ算に近いことを英語でも必ずやりなさいと教えています。

チェックでやってほしいことと言えば、以下のことです。


①代名詞の内容を問う問題は、本文に自分が思った言葉を「代入」して考える。

たとえばこんな文章です。

When Mr. Smith told the students that it is a good idea to have a birthday party for someone, everyone was impressed with it.


さて、この下線が引かれた"it"の具体的な内容は何でしょうか。

この"it"を含む文章を訳すと:「みんなはそれに感銘を受けた。」となります。

では、何に感銘を受けたのか、もちろん「それ」はすでに述べられていることのはずです。

と考えると、文脈的にスミス先生が言った【内容】になるはず。

とすれば、told that ~ 【~と言った】の中身が正解。

つまり答えは「誰かのために誕生日会を開くことは良い考えだ」となります。


このように丁寧に解くのが大事ですね。


②冠詞、複数形・・・

最も日本人が不得手とするのが【冠詞】です。なぜなら、そのような文法が日本語に存在しないからです。

いや、似たようなものはするのですが、英語ほどそんなに意識をしません。

"a / an"はどこにでもある物を1つ指して言う冠詞ですが、つまるところ漫画で言えば背景にいる人(名前もわからないレベル)のような扱いになるということです。

替えがききますし、そして誰も思い入れを持ちません。

「とある生徒」はこの世界中どこにでもいますので、 "a student"のようになるのです。


This is a pen.

日本人が「英語を言え」と言われたらとりあえず言うんじゃないかランキングトップスリーの1つだと思う文です。

「これはペンです。」しかしながら、この"a"が指す通り、言っている本人は、このペンには何の思い入れもなく、ただ名称としてペンですよ、と教えているだけです。

ついでに言うと、1本のペンだよ、と数も教えてくれています。

しかし、みんなこう思うのです。「見ればわかる」と。

それくらい"a"というのは思い入れがない名詞に使うのです。


This is the pen.

この場合はどうでしょうか。これだけ言われても、少しわかりにくいのですが、、、

(この後妄想が入ります)

きっとこれを言った人は、恋人と望まぬ形で離れ離れになってしまったのでしょう。

お互い何とか添い遂げたかった、しかし家の都合上、結ばれぬ恋に落ちた2人・・・

とうとう、それぞれの両親に交際がばれてしまい、メアリー(仮名)が引っ越すことに。

ジョン(仮名)は別れ際にあるものを渡します。

「これを俺だと思って大事にしてくれ」そう言って彼は何の変哲もないペンを渡しました。

「これは・・・?」メアリーは不思議そうに彼を見つめます。

「初めて受験したときに使ってたペンだ。」そんなものを渡す彼の心境が分かりませんが、メアリーは黙って受け取り、彼とは別れました。

自分の悲恋の話を伝えたメアリーはそのペンを手にして聞き手に言うのです。

"This is the pen."「これがそのペンなのよ」


とまぁ、これぐらい特別なものにしかtheをつけないのです。

いえ、まぁ半分は嘘で、theを付ける場合は、一度舞台に登場して、聞き手も話し手も「あぁ、それのことね」と共通認識を持っていないといけないのです。

He gave me a pen then, and this is the pen.

さっきの妄想話を端折ると↑の文章になります。

一度登場してしまえば、その特定のペンにはtheがつくようになるのです。


これくらい数や冠詞には英語は厳しいので、日本人としてはかなり注意を払わねばならないのです。

冗談が過ぎましたが、誇張でもなく、これぐらいの意識を持っていないとミスが出ます。

実際私もインターナショナルスクールでさんざんなぐらいに冠詞のミスを指摘され、自分の書いたレポートが赤に染まることが度々でした。


③日本語の指示文、しっかりと読もう

緊張しているときに一番やりがちなのが、先行して本文の英語を読んでしまう方々です。

しかしちょっとお待ちください。

必ず落ち着いて日本語の指示文をしっかりと読んでください。

もしかしたら「それぞれの文で文法が合っていないものには〇を、合っているものには×をつけてください」

という指示文かもしれません。

しっかり読まなければ全問ミスです。

ただでさえ緊張して勘違いしやすいのに、指示文まで確認せずに問題を間違えたら、非常にもったいないのです。

試験の紙にあるすべての言葉は点を取るためのヒントなのである、と思ってしっかりと読んでください。


みんな、がんばってね!

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