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執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

インターナショナルスクール時代の思ひ出

Golden Week, 始まりましたね。

この週明けにあるテストが最初の大事な第一歩です。

しっかり休んで遊びつつも、学んだことを忘れない努力も欠かさないようにしよう。


さて、今日のテーマは、インターナショナルスクール(国際学校)についてです。

私自身は15歳のときから19歳までインターナショナルスクール(以下インター校)に通っていました。

いろんな思い出を交えながら、特徴などを語りたいと思います。


1.問題の追及が深い

日本の学校のテストを思い浮かべてみてください。大体こんな問題だったと思いませんか。

問1:光合成に必要な要素を3つ述べなさい。

解答は、とにかく覚えた単語を連ねればよいわけです。

(水、酸素、二酸化炭素、あるいは無機栄養のいずれか)


インター校(私がとっていたカリキュラムはIBというものです)では、こんな問題は1問あるかないかぐらいでした。

ほとんどの問題は以下のような形で問われることが多かったです。

1. Define photosynthesis.

こんだけです。上の訳は「光合成とは何か、定義しなさい」

さて、皆さん、これを日本語でできるでしょうか。

私なら英語でこう答えます。

Answer: It is a process taken by green plants and some microorganisms with chloroplast. In this process, they use the energy from the light of the sun, some oxygen and CO2 to produce their own food.

(光合成とは緑の植物や、葉緑体を持った微生物によって取られる行為である。この行為において、日光、酸素と二酸化炭素を使って自分たちの栄養を作り出す。)

という感じでしょうか。

これで1問です。定期テストで言うなら、3点ぐらいの問題です。

学んだ現象について、自分の言葉で説明させられますので、個人によって大きく文章が変わります。採点は大変ですが、厳しい採点ルールがあり、生徒自身でも簡単に採点できるくらいしっかりとしたガイドラインがあります。

ただの丸暗記をするには時間が足りないので、自分で言語化する、ということが大事になります。


2.トラブルや遊びのレベルが違う

なんだかんだ言って、日本のおふざけはかわいいものだな、と実感した思い出があります。

ある学年も違う知り合いがどうやら交通事故を起こしたそうで、問題になりました。

原因を追究すると、どうやら彼は麻薬をやってたようで、幻覚を見て暴走して壁に突っ込んだとか。

マレーシアという国は麻薬だけで死刑になる可能性のある恐ろしい国ですが、

どうやら未成年ということで国に送り返されたようです・・・。

いや、実際どうなったかは闇に葬られて分からないんですが、そういう噂でした。


お遊びをするときも、なかなか派手です。

まずはパーティー。と言っても会場がなかなかないので、どこかのコンドミニアム(マンションみたいなもの)のプールやBBQを借ります。

ひたすら肉を食いながら、喋って楽しむ!たまに女の子をプールに投げ飛ばす!

130㎏超えた男を4人がかりで持ち上げてさらにプールに投棄!

なんだかちょっとアメリカンな感じもしますが、ぼくの学校は7割アジア人だったので、どこの国でも一緒なのかもしれません。

楽しかったけど、BGMがうるさいのが難点でした。


3.型破りな先生が多い

私自身教鞭をとるときに、どちらかといえば、雰囲気は柔らかく、話は面白く、

かつ教えるときは締める。というのをモットーにしていますが、海外の先生はユニークです。

それとも僕が出会った先生が割とクレイジーだっただけなのかもしれません。

まず僕が最初に思ったことはこれです。

「字が汚ぇ」9割の先生は字が汚かったです。というか読めない。

私は「先生、~のつづりはどうやって書くんですか」と白板に書いてある文字を指してよく聞いてました。というかほかの生徒もたいてい聞いていました。やっぱ読めないんですね。


次に思ったことはこれです。

「大体片手にコーヒー入ったマグカップ持ってんな」

これはただの偏見です。


今も忘れられない最強最凶の先生がひとり。

数学の先生でウェールズ出身でした。

まずその先生、授業が終わったら必ず

"Get Lost!" (失せな!) と言っていました。

そして何を考えていたのか、学期末の数学の授業に急にピザ5枚ぐらいをデリバリーさせて、みんなで食おうぜ!と急にピザ屋に電話を掛けたこともありました。

もし不慮の何かで配達が間に合わなかったらどうすんだと思ってました。

あ、ピザはみんなでいただきました(笑)

物凄い気分屋の先生で、コーヒー入りマグカップを教卓で叩きつけて(ゴドー検事)怒ったり、次の日にはものすごく優しかったり。。。


・・・うーん。

それでもいろんなことを学べたのは間違いなく、英語の苦労さえなければ、最高に楽しいところでした。

いや、英語の苦労以外にも山のような課題があったりとすごく苦労はしましたが。

国際色に浸りたい方は、ぜひ、インター校へ!

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