top of page
  • 執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

International School 珍事件

こんにちは。

シャロウです。


9月下旬にぐっと気温が下がって、「あぁ、やっと長袖か」と思えば

10月の3日間は33度ぐらいの気温でした。

身体を壊さぬよう気を付けたいものです。


最近は英語のコツのようなものを書いてばかりいたので、たまには思い出語りをしたいと思います。

私はインターナショナルスクールに5年間在籍しており、なんとかIBという高等学校卒業資格をもらいました。

これを得るのも大変だったのですが、日常がカルチャーギャップの連続過ぎて、あまり勉強に追われたとも記憶しておりません。

今日はそんなインターナショナルな学校ならではの、ちょっとCrazyな面白い事件をご紹介します。


1.学年終わりのクラス記念写真事件

これは日本で言うと高校1年生の学年のときでした。

ちょうど私にとってもインター校の初年でした。

まだまだ英語もおぼつかず、なんだかんだあれよあれよと言う間に1年が終了し、

夏休みでした。

(インターは9月はじまりで、7月ごろから学年が変わる前の夏休みがあります)

その日の授業が終わり、外に集合するよう友達から伝え聞き、

テラスのような場所に集まりました。

どうやら明日で終業式、2か月後には違うクラスになので記念写真を、ということでした。

これは日本の学校でもあったので、「なるほどな、どこにでもあるんだなぁ」と

感慨深く思っていたのですが…


まず並び順がないので自由でした。

3列に並ぶようカメラマンに言われ、担任の先生が真ん中の椅子に座り、その周りは

女の子が座るよう決まりました(レディーに立たせてはいけない配慮でしょうか)。

残りの2列は、普通に棒立ちする列と、1番後ろが平均台的な太い台の上に乗る列でした。

僕は高いところに立つのが嫌(高所恐怖症)なので、真っ先に真ん中に行きました。

これが問題でした。


図で言うと、こんな感じです。

│男------------男│

│男私---------男│

│女---教師---女│ (1クラス20人ほど)

「それではにこやかにー!」という掛け声とともに、シャッターが切られました。

1枚目は今も覚えています。素敵な笑顔に囲まれた最高の写真です。

そして2枚目。

何を思ったのか、最後列の男子が前の男子(私の列)の顔を自分のシャツでカバーしだしてしまいました。

言葉で説明すると難しいですが、シャツと彼らのお腹に挟み込まれて包まれた感じです。

しかも首までひっかけているのですぐに取れず、阿鼻叫喚の写真となりました。

当然、私含め2列目の男子はほとんど顔が真っ白のシャツに取り込まれた訳の分からん状態です。


「・・・まぁ、でもこんなふざけた写真は載るわけないだろ」と笑って終わりましたが、

夏休み中にアルバムが届きました。白く包まれた男たちの阿鼻叫喚写真と、

和やかに微笑むみんなの集合写真が私のクラス枠にありました。

やっぱりインターは狂ってやがる。


2.クラス写真殺人事件-消毒液は死の香り-

またまたクラス写真事件です。ちなみにタイトルに反して死人はいません。

これは私が一番最高学年(13年生)のときの話です。

最後の年だし、クラス写真も気合入れないとな!

と、周りの生徒が意気込んでいました。

そこで担任の先生がピシャリ

「君たちは最高学年であり、言わば今年の代表選手だ。PTAもあのアルバムは見るんだ、わかるね」

そんじゃ3年前(事件1)のときも注意しろよ、と思いましたが、まぁともかく。


そこでなぜかホームルームの時間30分は全員でどんな格好で写真を撮るか、という議題になりました。

担任の先生は暗にふざけろと、仰っているのですかな、それとも面倒くさいのですかな、

と私は感じました。

ここでクラスのスター的なジャック君が鶴の一声!

「そうだ!男はナース服、女はミリタリー服で写真だ!」

こいつバカなんじゃねぇかと僕は思ったのですが、まさかのこれが受けたのです。

未だになぜこれが受けたのか大阪人の私にはサッパリですが、ほぼ決定です。

担任の先生は、ため息を一つ、そして「解散」と一言いいました。


しかしながら、こういったインター生徒は行動力が恐ろしい。

次の日に学校に来たら、すでにナース服と軍服を調達したとのこと。

サイズやらなにやらをみんなに聞いて、しっかり段取りも組んでいます。


そして1週間後。私や男子たちは女性のナース服に初めて身を包むことになりました。

しかもサイズが女物という限界からか、パッツパツです。ほぼパンツ見えてるぐらいのミニスカでした。

挙句の果てに、写真を撮る場所が中庭という最も目立つ場所。

全員で取るより、何人かのグループで撮ろうぜ、という提案の元、

男女5人ぐらいの塊に分け、謎のテーマを持たせることにしたんです。


僕の班?のマイケル君は、どこから持ってきたのかビールの空き瓶と消毒液のボトルを差し出しました。

私「What's this?」これほどわかりやすい質問もありません。

マイケル「ビンと消毒液」わかっとるわい!

私「What am I supposed to do with them?」(これで何しろってんだ?)

マイケル「Choose 1, and do something with it.」(どっちか1個選んで、なんかして)

とりあえず消毒液がナースっぽいなと思って消毒液にしました。


班の女の子のキャロルは、軍服なら、やっぱ死体やろ!と、だいぶ暴走しておられました。

そ、そうだ!バカな私もポーズを思いつきます。

キャロルに向けて、消毒液ぶっかけてるポーズでいいんじゃねぇか!

消毒液を拳銃のように構えるゴリゴリの青年ナースと華奢な死体役の軍人キャロルが生まれました。

ちなみにマイケル君は、何も思いつかず、瓶をラッパ飲みするポーズをとっていました。

他の班たちも、いろいろアウトな写真ばかりでした。


ちなみに後日、全然関係ない先生がデータを見たらしく烈火の如く怒り狂いましたとさ。

でもそのまま無事発行されました。やっぱりCrazyでやがる。

そしてPTAからクレームの嵐が来たそうです。

先生はそれに対して「生徒の自主性を慮った結果だ」とはねつけたらしいです。

先生、漢だ・・・


すみません、しょうもない話で。

閲覧数:22回0件のコメント

最新記事

すべて表示

IB(International Baccalaureate)について

こんにちは。 塾長のシャロウです。 最近日本でも少しずつ話題になっているIB=インターナショナルバカロレアについてお話ししたいと思います。 カタカナで書くと「バカ」がやたら目立ちますが、なかなか馬鹿にできない大学入学資格です。 ちょっと今日のブログ投稿は長いと思いますが、良ければ暇つぶしに読んでみてください。 私も高校時代にこの資格にずいぶんと苦労させられましたので、思い出語りも加えて、日本の高校

International School 珍事件集2

こんにちは。 塾長のシャロウです。 最近はとみに風が強く、そして冷たくなりました。 これまでの台風一家が台風一過し、秋の空気でひんやり気持ち良いですね。 そして、すでに冬の空気が訪れ始めています。 塾生の皆さんにも風邪が横行しているようで、体調にはお気を付けください。 さて、せっかくですので(?)好評だったインターナショナルスクール時代の思い出を語りたいと思います。 私からすればこれもすべて10年

bottom of page