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執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

IBについてPart.2

みなさんこんにちは。

塾長のシャロウです。


オリンピックの到来を見越してなのか、最近はとみに暑くなりましたね。

選手団の中には熱中症になる方もいるとか。

どこかのテレビ番組でアフリカの方が「ニッポンの方がアツイネ」と言っていたのを思い出しました。


私が当時住んでいたマレーシアは赤道直下の場所で、常夏の国といえど平均気温は30度前後だったかと思います。

意外と木陰にいると26度くらいの体感で、直射日光はものすごく熱いものの、気温としてはそんなに暑いものではありませんでした。


今回は、そんな常夏の国マレーシアで私が行っていたインターのIB取得にかかわる話です。


◆テストの形式が全く違う

自分も日本の公立中学校に2年と8か月おりましたが、最初はあの中間や期末試験に戸惑いました。

「小学校とはこうも違うのか」と驚かされます。

暗記する範囲やその問題数に圧倒されたものです。


その後私がインターに高校部に入学すると、またもやテストの形に驚かされました。

例えば、理科を1つ取って見ると、問題の形式が全く違うのです。

100点中の2点問題として

①植物が光エネルギーなどを用いて化学エネルギーに変える生体反応を何というでしょうか。

このような問題に対して、

答え:光合成

と書けば2点もらえたわけですね。


IBなどインター形式(少なくともイギリス形式)では、同様の問題は

①Define photosynthesis.

と聞かれます。

これは「光合成を定義しなさい」と述べており、その名の通り、何をもって光合成かということを説明しなければなりません。

そう、真逆の問題形式なのです。


これはまだ易しい方で、

「メンデルの法則を説明せよ」から始まり、

「進化論における問題を、地域やケーススタディなどを交えて論ぜよ」

のような知識を如何に活用するかを問われる問題が多いです。


右手が痛くなるほど書かなければなりませんので、なかなかテストも重労働です。

同時に、論理的に述べる必要が基本的にはありますので、構成などを考えて自分の答えを書かねばならないところも、なかなかハードルが高かったです。


私自身、日本の大学で教育学と言語習得論を学び、感じたのですが、

最終的に文科省もこういった問題形式を目標にしているのではないかと思います。

最近記述式問題が若干さまざまな教科で増えたのもこれが一因なのでしょう。


正直な話、15年前に受けた中学校の教育はこういったインターのテストとは何の互換性もなかったです。

当たり前ですが。

しかしながら、基礎知識をベースに戦えたのは、もちろん日本のしっかりとした教育のおかげではあります。

日本語でのベースの知識がなければ、英語で上記のような問題と戦うのは非常に骨が折れました。

(あっても非常に骨がバキバキに折れましたが)


今後考える力というものが日本国内でも多く求められると思います。

そういった考えを述べる授業のようなものをこちらも提供できれば面白いかな・・・と思っているのですが、

いずれ、それはまた周知していきたいと思います。


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