top of page
執筆者の写真シャロウ(S.E.A塾長)

ゲームの功罪

こんにちは。

塾長のシャロウです。


たまにはエッセイチックなものを書こうかなと思います。

最近保護者面談でもお子様がゲームに没頭してしまう、

と頭を悩ませていらっしゃる方もいますので、私自身もよくプレイしているテレビゲームの話です。


○ゲームに対する私の見解

私はゲームそのものは小説のようなものだと思っています。

とはいえ、それは物語があるゲーム前提で、

私はストーリーのないプレイヤー同士で戦うゲームについては後述するように、あまり良く思っていません。


結論から言えば、プレイヤーの在りように依ってゲームの功罪はまるきり変わってくるものと考えています。それを良い点、悪い点に絡めて以下のように記述しておきます。


○ゲームから得られる良い点

世間一般的に、小説などを読むことは、良いことだと思われています。

文字を追い、ストーリーを追うことで自分が体験できない世界や経験を追体験できる・・・

それは「考える力の熟成」の助けとなり、「語学力」の助けとなります。

Experience is the best teacher. (経験は何者にも勝る人生の導き手だ)

楽しめば楽しむほどメリットが多いものです。


ゲームについてはいかがでしょうか。

RPG(ロールプレイングゲーム)などのように主人公を操作して

ストーリーを追っていくゲームもしっかりと話に耳を傾け、その世界観をしっかり読み込めば小説と同じような効果があるかと思います。

もちろん、ストーリーがあっても読まずにただただ爽快感だけを求めてしまえば、その効果はありません。

また、ストーリーがないただ殺し合いのゲームなどについては正直なところ爽快感を得られる以外何が楽しいのか、私もあまり理解できません・・・。

強いてあげるならストレス発散ぐらいですかね・・・

(私は負けたらストレスがたまるのでやりません(笑))。


自分の例で恥ずかしながら、私は3歳の時点でゲームを始めておりました。

当時、親の友人から頂いたドラゴンクエスト6(RPG)などを4,5歳のころにはやっていたのです(もちろんクリアはできなかったのですが)。

DQ6などはプレイ済みの方にはお分かりかと思いますが、街の人などに話を聞き、次にどこへ行くかを考えねばなりません。

まだ4歳程度の私はひらがなをなんとか読める程度。母に漢字があったら「どう読むの」と聞いていました。

そのおかげか、漢字とひらがなの複合文をスラスラ読めるようになり、

多少その世界観を理解したりできました。


おかげで今もそういったストーリー重視のゲームを好んでプレイしています。

最近のゲームは技術力も上がったおかげか、ストーリーが重厚です。

テーマもなかなか多彩で「友情」「国家間の正義」「異民族と差別」など、

私がプレイしてきたゲームも本当に多彩のテーマを扱っていました。

それらは「ゲームの世界のおとぎ話」というわけではなく、現実とリンクがあるのです。


ちなみに、英語の話に限って言うと、意外とモンスターや魔法の名前などが

英語由来が多いので、

普通に生きていれば耳慣れない英単語をたまたまそのモンスターに紐づけて覚えたりもできていました。もちろん勘違いを引き起こす可能性もないとは一概には言えませんが。


○悪い点

これはシンプルに「ハマってしまう」という点です。

ゲーム以外のことを考えられなくなり、まともに勉強しなくなる。

まず間違いなくほとんどの保護者の方が頭を悩ませている原因でしょう。


解決策をこれだ、と申し上げるのは難しいです。

例えばシンプルに「抑制する」という手段を挙げられますが、

人間、抑制をされればされるほど燃えるもの。

どこかでタガが切れて前以上に熱中するものです。


私は正直なところ結構ゲームにはハマっていたのですが(今もそこそこハマっています)、

他の習い事や趣味、外で遊ぶなどもバランスよく行っていたので、そこまで泥沼には入りませんでした。

やはりその経験則から述べると、他の趣味を持ってバランスをよくするのは大事かと思います。

仮にゲームのみが趣味だったら、私は学校から帰ればゲームしかしなかったと思います。

友人と遊んだり(ゲームや外で)、何かを学んだり、スポーツに打ち込んだりと

多彩な経験を人生で送ることが、ゲーム依存を避ける1つの方法かと思います。


○まとめ

ゲームは楽しいもので、テレビゲームだけでなく、大人でも麻雀などエンタメ性の高いゲームを楽しんでおこなっています。

何事もほどほどにすれば、決して毒にはならないと私は考えています。

ただ、その1つの楽しみが他の楽しみの芽を摘み取ってその人の人生を阻害してしまうようであれば、それは有毒になってしまい、決して薬にはならないのです。

子どものときは自制が効きにくいと思います。

ですから必要であれば周りの大人がルールを課さねばならないといけないと思います。


答えの出ない話ですが、各家庭でゲームの扱いをどうするべきか、よく考えていただければ幸いです。

私がこの記事を書いて理解してほしいのは「ゲーム=悪」のような一方的な決めつけはどなたにとってもよろしくないものであるということです。




閲覧数:24回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ある夏の暑い日のしょうもなエッセイ

こんにちは。 塾長のシャロウです。 ああ、暑いですね。 人並な言葉しか出ない自分にやきもきしますが、その通り暑いのですから仕方ありません。 25年前ぐらいは32℃で猛暑だと騒がれていた気がしますが、今や昔のことです。 20年後は「36℃?涼しい方じゃないか」とか、のたまうよ...

Comentarios


bottom of page