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SNSや情報に踊らされないために

  • 執筆者の写真: シャロウ(S.E.A塾長)
    シャロウ(S.E.A塾長)
  • 9月19日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。

塾長のシャロウです。


生徒さんと授業の合間にお話をよくするのですが、

いろいろなことを聞いてきます。

私も大人の1人ですから、日々の疑問をぶつけてくれるのでしょう。


「【今日好き】(私は今日すき焼きにする?の意味かと思いました)の誰が好き?」

⇒「見てないから知らんけど、あとでスマホで見てみるわ」


「最近こんなことがあって・・・(人生相談・恋愛相談)」

⇒「むずかしいなぁ・・・」


日々の取り留めのないことなどが多いのですが、たまーにすんごいのが来ます。


「クルド人って悪なの?」

「石破政権って先生的にどうなん?」


中学生・高校生・大学生、年は違えど世間の物事に興味をもってくれている子も多いです。


私自身、正直多くの方面に対して知識のない人間だと自称しております。

特に、政治・経済、物理化学などてんでダメな分野がたくさんあります。


しかしながら、私は知らないからこそ独断的にならないようにしています。

クルド人が悪、そんな風潮がニュースなどを見ているとありますね。

しかし世の犯罪者はなにもクルド人に限らず、日本人だろうが何人だろうが犯罪者はどこにでもいます。

ではいったい何が人を犯罪に走らせているのか、その状況こそが問題なのであると教えます。

多くの人はメディアやSNSの意見に追従して「クルド人=悪」のような決めつけをしているように私は感じています。

本当にそうなのでしょうか。数千人しか日本にいらっしゃらないクルド人が全員悪人なのでしょうか。

んなわけねーだろと私は思います。


外国人の流入(エチオピアあたりもどうなるか分かりませんが)がニュースになっていますが、多くの外国人反対派の人がSNSで声を上げています。


SNSの怖いところは、声を誰でも上げられることです。

その思想が耳触りの良いものであればあるほど、多くの人に取り入れられ、それがまるで大衆の意見のようになってしまいます。

ですが何億、何兆とある書き込みの中でたまたま目にした誰かの発言(あるいは著作ですら)をまずはどこまで正確なのか、どういった思想に寄っているのかなどを客観的に見る必要があります。


では、意見に対してどういう姿勢を貫くべきかを私は生徒に伝えています。

それは、「自分にとってそれがどう響くか・なぜそうなのか」そして「その意見の中でも取捨選択をするべし」を大事にしてほしいということです。


意見というのはどこまでいっても主観ですので、正解など何もわかりません。

意見の価値そのものはその意見を分解する私たち個人に依ります。

だからこそ、自分の軸を保つための教養、知識は何よりも大事です。

何を信じるかは人によって異なりますので、どれが確実なのかは誰にも分からないことです。

また、1つの物事を信じたとしても別方面の意見もあるはずです。

自分が信じたことと相対することは信じたくないのが人ですので、つい排他的になってしまいますが、他者の意見も自分の意見も正しいかどうかなど誰も分からないのです。

中立とは言うは易しですが、行うは難しですね。


むしろ正しいという言葉自体が独り歩きしていて、正しいというのは「自分あるいは組織や社会の尺度に則って」正しいかどうかを見ているだけです。

結局私の意見も正しいのかどうかすら分かりませんが、私も正しいと思って言っておりません。

ただ、私がどう考えているかを伝えているだけです。


こういった話をすると、他者の意見をどう捉えるのかが自分にとってよろしいのかを考える良い機会となります。

話す側もそうです。

他人の受け売りを喜々として話す方もいますが、それのファクトチェック(事実の確認)やそれに関する背景知識があるのかどうか、意見を話す際にはいつも気を付けるべきだと思います。


何だか哲学みたいになってきますね。

元々個人の独善的な意見は飲み屋のおっちゃん(偏見)が話すようなもんで、そこまで周りに広がらないものだったのですが、SNSがその感染力を大いに強化しちゃったのですね。

この時代、多数の意見に惑わされる方が世に多くいらっしゃる気がします。


自分を保つには自分の知識と教養を確固たるものにし、「他人は他人」を貫けるよう努力するのが大事、っていうのが私の意見です。

そしていつも言うのです。「僕の話も丸ごと信じるなよ」と。





 
 
 

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