発音に関するよもやま
- シャロウ(S.E.A塾長)
- 6 日前
- 読了時間: 4分
しばらくブログを更新せず申し訳ございません。
塾長のシャロウです。
英語を教えることを生業としておりますが、
日本で教える場合、ほとんどの内容がいわゆる英語科、科目としての英語指導となります。
つまり実用性とは少し違うラインで教える必要があるのですが、
文法などをネイティブがどう使っているのか、といったことも大事にして教えております。
そんなわけで、私自身もできるだけ「生きた英語」に触れるべく、研鑽を積まねばならないのですが、
発音も避けては通れない問題です。
残念ながら日本語の発音と英語の発音は大きく異なり、英語発音に対して苦手意識がある方が多いと思います。
私もそのうちの一人です(笑)!
ということで今日は発音に関するアレコレです。
・発音はネイティブ風がベスト?
とはいえできる限り発音も自信を持って教えたいな、と思い、ときおり英語を話す訓練をしておりますが、所詮日本人の舌なので、完璧なアメリカ人の英語!みたいなものは真似できないわけですね。
別に日本人英語で良いと私は思っておりまして、その理由が以下の2つです。
①そもそも日本語でも発音に完璧はない
②英語も非ネイティブ話者が大半
①についてですが、まず日本語に発音を完璧に求める日本人を見たことがありません。
方言に限らず、日本語の話し方を十把一絡げにすることは不可能だということは、
皆さんの周りの方10人を思い浮かべてどんな話し方をするか考えれば瞭然でしょう。
英語もそうです。
私の知り合いのネイティブでも聞き取りにくい人もいれば、とても明瞭に話す方もいます。
とはいえ、我流で適当に話しゃエエネン、ってことでもなく、ある程度の基準はありますよね。
周りの英語話者にこれくらいの発音なら分かってもらえるかな、と試し試し話すのが良いと思います。
②は、世界の英語話者のうち、およそ7割が英語を第二言語としておられます。
つまり、ネイティブとして英語を話す人は3割以下という結果です。
この間のGWに和歌山に行ったんですが、そこでフランス人の男性と裸の付き合い(温泉)をしまして(笑)。
いろいろとしゃべったんですが、仏語ではほとんど間が持たず、英語で結局やり取りをしました。
フランス語訛りはもちろんありましたが、とても聞きやすかったです。
そのほかにもこれまでインド人、華僑の方、韓国人、マレーシア人、ポルトガル人など本当に多くの方と英語で話しましたがそれぞれのお国のアクセントありきでしゃべっています。
ということで日本人が日本語英語を脱却するのはほぼほぼ無理だと思います。
ですから妙な憧れは持たず、日本語英語だけど聞き取りやすい英語を目指すのがベストですね。
そして私自身、発音がどんなレベルのもんかしら、と最近何かとお役立ちのAIで試してみました。
ウェブサイトなのですが、 "Boldvoice Accent Oracle"と検索していただければ出てきます。
出された英文をただ録音するだけなのですが、声を分析してどこの国の人のアクセントを持っているか調べてくれます。
そして恥ずかしながら結果がコレ。
ロシア人

なんでやねん。
どういうことかよくわかりませんが、
ロシア人78%、トルコ人9%、ハンガリー人5%の割合くらいだったらしいです。
さすがに何度かやってみたのですが、そうすると日本人100%になりました。
American Accent Levelは何の数値なんでしょうね。
多分アメリカ英語をベースとして、アクセントがどれだけ正しいか、ということでしょうか。
長々と書きましたが・・・
ここでのポイントは、発音を「アメリカ人のような・・・」と言う風に神格化せず、
手堅く伝わるレベルにまずは努力するというのが大事ですね。
その先のいずれのいずれ、ネイティブに間違われる日が来るやもしれません・・・。
私は未だに英語上手いね、と言われてしまいますので、第二言語話者ということがバレバレです。
いつか「英語上手いね」と言われないことが目標です。
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